使いやすさを考えてみる。～2005年3月まで～

孫はかわいくない。

「孫なんて、大きくなったら他人よ。子どもに勝るかわいさはないわよ。みんな言っているわよ、孫は責任がないからなんでも与えちゃうし、喜ぶのを見たらうれしいけど、やっぱり子どもが一番よ。」

本日、一緒に飲んでいた某夫婦（78歳）の台詞。日本酒を3人で飲みながら、孫に対するホンネの数々。

「孫はね、絶対最後にはお母さんの味方なのよ。最終的に自分になつかないんだから、そこまでかわいくないわよ」

なるほどねー。

シニア・シルバー層の孫への財布は
・孫がおもちゃになる小学校低学年まで
・孫も2人まで

が、額が大きい、緩い。
って感じです。

そりゃ、孫がうじゃうじゃいたら、かわいさも半減するかもねぇ。
私も決してかわいい孫じゃないしね。ごめんなさい、おばあちゃん。

「孫が喜ぶのはお小遣いをあげたときだけでしょ。」

ぐさりっ。そ、そ、そんなことないよっ。

「まぁ、孫は責任がないから甘やかしちゃうよなー、ガハハ」と笑うだんなさん。

「だったらねー、自分で使ったほうがいいかと思っちゃうこともあるわよね」

私たちを新人類と呼ぶなら、今のシルバー層も新人類だと思う。

「マミコさん、結婚して子ども生まれたら一緒に飲めなくなっちゃうから未だ結婚しなくてもいいわよ」

逆らえません・・・(涙）

ステイタスを高める

男性シルバー層を分類していた。
女性にとってデジタルカメラはコミュニケーションツールの意味合いが強いが
男性は、コミュニケーションツールではない。

男性のキーワードは、記録とステイタス。
もちろん、女性っぽい人も、います。
大体、男性だの女性だので軸を取るのはイヤな感じですが
そうやって分けると、シニア・シルバー層のデジタルカメラ利用実態が見えてくる。

彼らにとってデジタルカメラとは。
彼らにとって、写真を取ると言う事とは。

昔、地位が高かった人ほどその傾向が強い。
新しいもの、というより、カッコイイモノ。
それが、「オレサマ」を引き立ててくれる物。

＃弊社の分類の鍵は、色気だよね、ってふるきと大爆笑。色気と言う軸で切ると見えないものが見えてくる。あとは、仕事。現役時代何をしていたか、どの地位にいたかで定年後が見える。

相手の将来を見て欲しい女性陣、ご相談に乗りまっせ♪

HTMLメール、絵文字、Flash

どうでもいいこと、第2弾

私は、HTMLメールが大嫌いです。無意味なFlashがキライです。顔文字もキライ。許せるのは（＾＾；まで。
やたら凝った顔文字を並べてくるオトナや、（・д・）なんてメルマガに書いちゃうオトナがいやです。
ふざけているならいいですよ、ビジネス系のメルマガに載せるなんて・・・・

私は意外と古い人間なのかもしれません。
電車の中で地べたに座っている高校生を見ると蹴っ飛ばしたくなるし
言葉遣いの悪い人（私も悪いが・・・）
椅子の座り方の悪い人も嫌いだし
HTMLメールが来ると丁寧にテキスト形式に戻すし
顔文字は・・・見なかったことにする。

ブラウザはOperaだし、メーラーはBeckyだし（正確には両方利用）
それなりにマイクロソフト製品を使わないとか、そういう古そうな事を言ってみる。

最新のシニアなユーザーたち。
顔文字ダイスキ。
顔文字を書きたい、って入会される方もいる。
HTMLメールダイスキ。
文字が大きくなるからいい。
Flashもモノによっては好き。
ただし、ダウンロードして、といわれるとわからないけど・・・

古い人間としては悩むわけです。
できればHTMLメールは使ってほしくないし
でも、使いたがるし、習っていない人ほどとにかくHTMLメールだし
ああいう絵付き、音楽つきのメールが書きたいといわれるし

最近の人は解らない、なんとは言いたくないですが
それでも「お元気ですか？（*^_^*）」
なんて、かけないなぁ・・・相変わらず古い人間です。私は。

マイクロソフト万歳。賞賛。すばらしい

今、お帰りになった方が、マイクロソフトを絶賛。

サポートです。

プリンタが壊れたときE社に電話をした。
すごく解らなかった。

で、マイクロソフトに電話した。
「すっごい丁寧だったの。」

「思わず、お菓子を贈りたくなっちゃうくらい、すごい優しくてね。マイクロソフト4回までは無料だけど、あんなに親切に教えてくれるならお金払ってもいいわよ」

「この間電話かかってきてね「大丈夫でしたか？」って」

「一度電話したら、その番号覚えていてくれて、そのときの事は大丈夫ですか？って。すごいわよね」

「結構ややこしかったんだけど、すごい丁寧でね。ファンになったわ」

「プリンタの事も相談したらね、E社に電話してこのように説明したほうがいいです、って言われて、そのとおりE社に電話したら、回答がもらえたの。マイクロソフト、すごいわよね」

今、もうマイクロソフト絶賛の嵐。

ウェブが使いづらいだの、なんだの言ってごめんなさい。
電話は最高だそうです。
すごく嬉しそうなAさんの顔を見て、私も嬉しかった。

先日、リコーさんの対応にも感動したが
シニア層は「わからないことが解っていない」ジレンマをいつも感じている。
どうやって、今の状況を説明すればいいかわからないし
何が起きているのかも解らない。

うちにも電話かかってきます。
相手の状況がわからないからこそ、すごい大変。
ただ電源が抜けているだけ、ということもある。

電話でサポートするって並大抵の仕事じゃないんです。
こっちも電話して「他の人に代わってほしい」と思ったことがなんども！
すごい、労力がいるんです。

それで、褒められたマイクロソフトを私は絶賛します。
このココログ、確かどこかマイクロソフト関連のページにリンク貼っていただいていたので、
そこからいらした方へ
Aさんが、大絶賛でした。電話の対応もいいし、丁寧だし、言葉遣いもいい。

本当にびっくりしました。電話サポートは最悪、というイメージしかなかったから・・・

多少高くてもいいものを。

少しぐらい高くったっていいものがほしいのよね
安物買いの銭失い
賢い買い物はしたいけど、使うときにきちんと使いたい
特にご高齢の女性は
「安物を買って、うまく使えないとそのせいだと思って使うのがいやになるでしょ」

「いいのよー、私初心者なんだからそんな高級なもんなんて使いこなせない」

といえども

同じような商品が並ぶと、高いものに手を出す。（富裕層だからかも。でも、一般的にそういう傾向がある。）
かといって、他の商品より10万高い商品は買わない。
#あ、でも飲み仲間のSさん（73歳）は、先日35万のデジカメを・・・昔のをくだしゃい～って、スタッフが叫んでた

「使えない理由が機械なのはいやなの。だったらば少し高くても、いい物を買っておきたい」

へぇーと思って、そのへぇー感を他の人に伝えた

「あー、私もそうかも。女性ってそういう人多いわよね」

へぇーーーーーーーー
同じスペックだったら安いものをと思ってしまう若者がいれば
同じものなら、多少高い方がと思うシニアがいる。

さ、現在、「高くてもほしい」部分を分析中。

シニア向けサービス 満足度向上

「シニアは経験則が高いから、サービスにはうるさいんですよね」

と、言われる。
そうですね。と答える。

「満足度をあげるには？」

SEOじゃないんだからさ。そういう質問って、センスない。

ということで
シニア向けサービス、満足度の向上のためには・・・
１）当たり前のことを、きちんとする。
例えば、トイレが汚れていないとか、言葉遣いがしっかりしているとか、わかりやすい説明をするとか、むやみに押し売りしないとか。

だいたい、言葉遣いが乱れている人は、シニアは信用しない。
でも、大人になって言葉遣いを直すってすっごい努力なんですよね。
やっぱり、コドモのうちからそういう教育をしておかないと。
これが守られていないと、満足とかそういう以前のレベル。
ちなみに、言葉遣いの揚げ足って、富裕層ほど取るのですが、取られた方は気づいていない。賛同してもらったものだと思っているのがちょっとおもしろい。

２）きちんと、説明をする。
あー。これも当たり前だ。
でも、出来ない人は多い。

ここからは、シニア層が「いぇい」と思う満足度の上げ方（小手先バージョン）
３）＋αをつける
おまけじゃない、心遣い。

４）理由をつけてあげる
買う理由ができた。

５）楽しい気持ちにする
多少のダメなコトは、「楽しい気持ち」にすることで全て帳消しとなる。
彼女・彼氏を喜ばせるかのごとく、
そういう気遣いで臨んでみよう。
楽しい気持ちにさせる、そのノウハウは持っています。小手先のものなら、正直簡単にできます。

６）気がきく、会話が豊富、話を聞く、賛同する、褒める、笑う、表情は豊かに、頭ごなしに決め付けない、選択肢は二つまで
サービス業では「当たり前ジャン」という事。

座るときには椅子を引く、ありがとうございましたっていう、素敵ですねっていう、
目を見て話す、相手が解らないなと思っても「違うんです」と頭ごなしに言わない
店の個性を出す、トレードオフなモノを探す

でも、小手先のものってすぐにはがれちゃうんですよね。
伝わらない。そんな小手先サービス。
Nordstrormのピアノを導入するようなもんです。

満足を感じるのはお客様です。
すっごいサービスが悪くても、楽しければいい。（レベルによるが）
最悪なのは、楽しい気持ちをぶち壊しにすること。
やっすい旅行サービスに行ったときに完璧なサービスは求めていないけど
当たり前のサービスは求める。
高級感に感動する場もあれば、体験に感動する場もある。
そういう、心遣いは、その店がどうありたいか、どういう場を提供したいかで全然変わってくる。

まず、彼女の歩幅に合わせることをはじめましょう。
彼女が可愛い服を着てきたら「今日、かわいいね」と言うところからはじめましょう
絶対に「今日化粧濃いね」なんていわない。そういう、身近なセンスをもちましょう
おごってもらったら、ありがとうをいいましょう
話を聞くだけ聞いて、おごってもらって当然という顔をするのはやめましょう。

あれ？もて方講座？

汽水世代

50代を、何て呼ぼうか迷っている
シニアではない。
まだ40歳の延長だから。

かといって、老眼、二の腕、老いは確実に見えてきている。
だんなは定年が近くなり
自由に遊べるなら今しかない。

色々考えて、うちでは汽水世代と呼ぶ事にする。

汽水：海水と淡水とが混じり合っている塩分濃度の低い水。汽水湖・河口などの水。

海水と淡水が完全に混じり合っているわけではなく
海水の方が濃度が高いので、淡水の下に行く。
私は専門家ではないので、詳しい事は良く解らないのだが
そこで、独特な生物が生息しているという。

汽水域にいる魚は淡水では育てられないし、海水でも育てられない。

若者ではないし、老いてもいない。
50代は、汽水域に生息しているのかもしれない。
いい・悪いじゃなくて、
そういう、微妙なところにいるということを解ってほしい。
だから、50代を「シニア」と捉えるのもちょっと違うし
元気なシニア、なんていうのもちょっと違う。

第2思春期、お年頃なんですよ。

それは、シニアの問題なのか？

現在、デジタルカメラ分析レポート作成中。

ボタンの文字が小さい、某社の操作がわかりにくい
カメラといえば×社だよね

とか、
あの機能が使いづらい。
ボタンの意味がわからない。

これを分類するのに非常に悩む。
機能面、例えばディスプレイの問題。と片付けてしまえばものすごく簡単なのだが、本当にそれでよいのか？と。
一部の原因は説明書を全く読んでいないということが原因だったり
操作を覚えるのが面倒という意見だったりするのだが
それは、機能の問題か？シニアの問題か？（敢えて個人の問題、としないのは、余りにも説明書を読んでいない人が多いから。説明書。本当は読んでいるんですよ。付箋紙とか貼ってあるし。だけど、「意味がわからん！！！」「面倒！！！」という意見が圧倒的です）

例えば、ボタン操作が面倒くさい。
これは、若者にも言えることなのではないかと。
若者は適当に使っているフリができる。
インターネットにしろ、解っていない！！！と思う若者は多い。
教室に来る若者は、みな「インターネットはできるんです」というけども、見ているのは友達の掲示板とYahoo!だけ。
買い物現場に来ると「そんな事もできるんだ～！」

ただ、若者とシニアが違うのは吸収力のよさ。
若者に「これできるんですよ」というと次の日にはしっかり習得してくる。
シニアはあと4回聞く。

多くのデジカメを触っていて、私たち若者インストラクターですら「難しい」機能が多すぎる。

つまり、今、私が分析しているのは
シニア特有なのか？全般的なことなのか？

それで、悩んでいるんです。ハイ。

購買行動をまとめていて、
もしかしたら、数あるカタログは、ほぼ無駄なのではないかと、カタログのあり方を変えてもいいんじゃないかと思う今日この頃。伝わっていないカタログは、必要なのかな？
伝わらないのはシニアにとってだけ？若者には伝わってる？

シニアという言葉を考えてみよう

解析に追われています、森でございます。
更新が滞っていて大変申し訳ない。

さて、本日のお題は「シニア」という言葉について

先日、シニア・シルバー向け（社内用語・社外用語的に）デジカメ講習会をしたのだが
50代はシニアというには若すぎる。
空白の50代、というか、色気をなくしたら50代は終わり。という雑感。
色気って大切だ！
色気をなくしたら、それは、本当の老化現象。

ああ、一生恋をしていなくては。と、つくづく思う現象にあってしまった。
特に女性は、恋をするのをやめたらおしまいです。
エロでなくていいのです。純愛で。冬ソナ系の恋愛でOKです。
だから、恋をし続けましょう。

で、シニアという言葉。
「シニア割」という言葉がある。
Googleで調べると（数は少ない)が、60歳以降をシニアと定義しているし
その言葉が普通になっているので
たぶん、消費者は60歳以上は「シニアである」と自分で定義しているのだろう。

しかし、60歳はまだシニアであることを隠す。
（女子大生が20歳になっていないことを隠すかのごとく）
なので、我々が定義する65歳以上というのをシニアと呼ぶのは間違っていない。
頭でごちゃごちゃ考えるより、シニアの方が、「シニア割」を恥ずかしげなく使えるようになったら、それはシニアである。（ちなみにアメリカでは55からだった。うちのハハは55でシニア料金なのをえらい抵抗していましたが・・・(爆笑）

では50歳から65歳までは？

私たちは、何度も言いますが、第2思春期と呼んでいます。
だからこそ、捉えるのが難しくて、簡単。

50歳代の妙齢のお姉さま（これはシニア予備軍でなく、40代の延長としてとららえないと痛い目を見る）は、他の人との距離を測りながら（測る＝距離を保つ、とは違う）商品を購入したり、旅行にいったりする。

もちろん、すべてではないですよ。
私のように20代の癖にミニスカートでまだいけると信じていながら、演歌を聴くという輩もいるわけだし、付き合っている友達にもよるのですが。
ざっくり世代感が見えてきた

50代男性はもっと「微妙」なお年頃ですね。
まだ脂も乗っているし、仕事も出来るし、でも、確実に「若い子はわからない」と言ってしまいたくなるし。
仕事柄？？？50歳男性とよく飲みにいくのですが、
娘・息子のとららえ方、かかわり方で実は世代がわかるのです(笑）
そのへんはまたおいおいと。

ということで、シニアということば、定義よりも、シニアといわれている人たちの感じ方が大切。ってことでした。

遠足終了～シニアのデジカメ利用・機能編

昔、3クリック以上しなくてはいけないサイトはダメだと言われた。

１クリック礼賛。ビバ1クリック。

そんな時代も終わり、クリックの数よりも、ストレスのたまらなさを考えなくてはいけない時代になった。

2クリックしかなくても、どこをクリックしようか悩むなら、それは40クリックに等しい。

さて。

今日皆様のデジカメを見ました。

いやぁ。なんてことだ。
そのモードに行き着くのに、私たちが悩む。
できないわれわれが悪いのだろうか。
直感的に操作できないカメラを使えないわれわれが、間違っているのだろうか。
思わずそう思わざるを得ない、
直感的に操作をできない自分の想像力の無さにため息をつく一瞬。

それで、いいんだろうか？
使える人は、想像力のすばらしい1部の人だけ、というくくりでいいんだろうか。

説明書を読もうとトライしたのは3分の1、読めたのは10分の1にも満たなかった。
シニアはできないとあきらめてしまう。
それをつくづく感じた。

ただ、攻めているだけじゃ仕方ないですものね。
これをきちんとレポートにします♪

さー、どう料理しましょう。