某銀行さんのオンラインバンク。
「新規口座を申し込んでみましょう」というタスクに対して
5分間、4つのページから抜け出せない。
1→2→3→4→2→3→1→・・・・・。
「どーどーめぐりじゃんっ」と、Nさんが叫ぶ。
「なんだよ。この銀行。なんでこの先に進めないんだよ。さっき見た銀行はすっごいわかりやすかったけど、この銀行は本当に何だかな、体質が悪いんだろうな。色だってよくないし、本当に難しい。」
今、弊社ではユーザーテストを始めました。
アクティブシニア・シルバー層が現状のウェブサイトについて、どのような点でストレスを感じているのかを、実際に調査するため。
普段からシニアユーザーの突っかかる所は分析しているのですが、それが本当に正しいのか、現在50社程度のユーザーテストを自主的に行いながら(詳細は今週中に出されるであろうメルマガに掲載されます)チェックしている。
で、その中で「銀行の、新規口座を申し込んでください」のときに出た一言。
これも、たった一つ、文言を変えて、絵を増やせば何の問題もおきなかったかもしれない問題。
結局最後には「この銀行に口座なんてひらかなくったって生きていけるんだから、いいよ、課題じゃなければこのページは見ない」
そうやって、ウェブサイトから企業体質を判断され(別にまずい銀行ではない)、そして、寄り付かなくなる。なんて勿体無い話なんだろう?
「シニア向けにして若い子から逃げられたらどうする?」と聞かれたことがありました。
別に、「シニアでも使える当たり前のこと」を言っているだけであって、「シニア向けVS.若い子向け」だなんていってませんが。
若い子でも使えない人が多い中で、今急増しているシニアユーザーを捕まえないのはただの出来ない人の言い訳に過ぎない。
その前には他の方に某通販会社も見てもらっている。
使える所は使える、使えない所は、全く前に進めない。
やはり、考えられている会社と考えられていない会社、大きな差が出来てきている。
「口座開設なんて、こんな簡単な事、なんでもっと素直に書けないんだろうね」
と、Nさんがつぶやく。
そう、答えはもっとシンプル。答えはユーザーの中にある。
システム会社の人が使えたって、ユーザーが使えなかったら1文の価値もない。
「弊社ではお客様の声を活かして」という文字だけが、浮かび上がってうすっぺらく、どこかに飛んでいく。
「お客様中心の」という言葉は、友達がオンナノコを口説くときに「君だけだよ」と言っているのに似ている。私は友人はそんな事を言いながらも、その後で3ヶ月くらいしか持たないのをしっている。釣った魚にえさはやらないよ、ってタイプ。
ということで、今週発行予定のメルマガ、、、、、。大分遅れていてごめんなさい。がんばりまっす。
#某雑誌に写真つきで掲載されています。が、余りにも写真がひどいので(は~~~~~~。元が元だから仕方ない)内緒です。やっぱり、写真って撮られると魂が抜かれる気がしますね。
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