パソコン始めたいんですけど。
と、いらっしゃる。
「目的は?」と聞く。(本当はもっとやさしく聞いていますよ)
「え、何ができるかわからないのに、目的も何もわからないわよ」と答える人がいる。
「インターネットがしたいの」 よくよくきくと「いんたーねっと」がしたいだけで、何ができるかわかっていない。
最近パソコンを買ったのよ、と聞くと、かなり良い機種。
「いい機種ですねぇ」
「だって、あとであれもできない、これもできないじゃ嫌じゃない。本当は使わないとは思うんだけど。」
何ができるかなんて、よく解っていない。
でも、皆が使っているんだから、何かできるんだろうし、インターネットはできるだろう。
インターネットをするために、パソコンを買う。
お店に行ったらテレビも見られると聞いた。
ならば、インターネットのために25万円の商品を買うのではなく、テレビも見れるかもしれないと言う可能性にお金を払う。何かできるかもしれない、ワクワクのための投資。
デジタルカメラを買ってくる人が多い。
「簡単なのでいいのよ」「使いこなせないと思うし」「撮るだけだし」
といって、本当に簡単なのを買ってきた人を見たことがない。(まぁ、デジタルカメラはどれも難しいけど)
「安物買いの銭失いじゃ困るでしょ」
「○○だけでいいのよ」を信じちゃいけない。
なぜって?色々機能がついていないと「安物を買ってしまった」ように思われるから。というのも一理有。
でも、「今までとは違う生活」というワクワク感にお金を払う。
毎年デジタルカメラを買い換えている人がいる。
別に、本人も使いこなせているわけではない。と、認識している。
でも、新しいものを使ってみたいのだ。ワクワク、なのだ。
単機能の「安心だフォン」にはワクワクがなかった。
私たちは、それを色気と呼ぶのだが、色気がない。
色気なんですよ。キーワードは。
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