パソコン教室を始めて、シニア層・シルバー層と出会い「おばあちゃん」の概念が覆されたのを感じた。
私が「おばあちゃん」と思っていた人は、すでにおばあちゃんではない。
「姉さんだ」
うちのおばあさんは今年、94歳になる。
遠くに住んでいるが、まだ健在だ。
誤解を恐れずに言えば、それが私の「おばあちゃん」のイメージだった。
元気だけど、パソコンはできなくて。
おばあちゃんとメールがしたくて、パソコン教室を始めた。
しかし、通われる人は、生年月日は「おばあちゃん」もしくは「実際に祖母」ではあるが、見た目も考え方も祖母とか、おばあちゃんとか、そういう言葉が全くに合わない人種ばかりだったのだ!
これは、おばあちゃんという考え方を根本から覆さなくてはいけない。と感じた。
おばあちゃんじゃなくて、おじいちゃんじゃなくて(生憎私の祖父は早くなくなっているので固定概念がない分おじいちゃんという人たちに対しては意外とすんなりと受け入れる事ができた。もしくは、男性の方が、固定概念の「おじいちゃん」に縛られている気がする。自らおじいちゃんであれ、みたいな。)
「彼らは人生の先輩である。日本を作ってきた人である」
そう思ったら、激動の時代を乗り越えてきた人なので、やたら元気であって当たり前だと言う事が、何となく解ってきた。
つまり、彼らは先輩であると言う事実の元、
シニア層が勉強すると言う姿はものすごく格好良いと思った。
「年だけどね」と、必死で新しい機械と向かい合い、モノにしようとする姿勢はいまの若者にはない、「アクティブ」さを感じた。
私達若者が、このようなシニア層の姿を見ないで、努力をしないのは日本の財産の無駄だ、と、つくづく思ってしまったのだ。
あ、かっこいい大人が増えれば、子供ってその背中を見て育つんだから、もしかして格好よくなるんじゃない?って。
シニア・シルバー層の頑張りを心より応援する気になった。
しかしだ。しかしだ。応援しようにも・・・・・(続く)
Recent Comments