私がインターネットを始めたのが1996年。
当時は周りに使える人は少なく、当時所属していたサークルの数人のメンバーでメール交換。
じきに「ワレもワレも」とメール仲間に入る人が増え・・・。
同じサークルの友人、Mさんは、私と時同じくしてパソコンを購入した。
熱烈巨人ファンな彼女は、私が「家族のホームページ」なるものを作ると同時に「熱烈野球ページ」を作成、マニア巨人ファンの間で一躍有名人となった(らしい)
彼女と球場に行けば、私の数倍知り合いがいる。いつの間にか、応援団に出入りするほどに。
すぐにテレホーダイ(懐かしい)に入った彼女。
2001年の事。そんな彼女から、メールが来た。
「パソコンが壊れたー。森ちゃん(と呼ばれていた)直してー」
当時既にネット業界に入りかけていた私は、友人によくパソコン修理を頼まれていた。(ネット業界、というと、ダレでもパソコンを直せると思っている彼女たちはすごい。たまたまできたからいいけど・・・。)
修理といったって、大した事じゃないですが。
彼女の家に行ってまず、Windows95を使っていることに、少し驚いた。
その上、「私ね、実はインターネットって良く解らないんだよね」と彼女が言う。
「検索とか良く解っていないし、ホームページも作っているけど、ワードで作っているし(そういえば昔はそうだった)野球とお友達のページしか見ないし・・・。」
多い?少ない? 3人に1人はインターネット「上級者」
この記事を見て、そんなことを思い出した。
見ていても、いつまでも上級者になった気分になれない。いつまでも「何となくブラックボックス」の状態が続く。
「上級者だとは思わない」と回答したユーザー(66.7%)のインターネット利用歴は、「3年~5年」が最も多く59.0%を占め、「6年~8年」は29.0%、「9年~11年」は9.5%だった。
「ネットでバリバリ買うよー」というIさんも、「インターネットは良く解らない。なんか、難しいよね」という一人。
ネットを使っている、便利だと思う、だけど、イマイチ意味が解らない。
若い友人たちは「なんとなく」センサーで、買い物などできるが、多分、こちらだろうなでクリックする事が多いため、イマイチ納得感が無い。そんなものか。冷蔵庫の仕組みを考えながら、物を冷やす人は少ないだろうし、「そんなもんなんだ」と思うことは世の中には多い。夏になればとうもろこしがとれる。そんなもんだ。
しかし、ネットに関しては結果が多すぎるため、どうしても「そんなもんだ」の納得感が薄い。
若い人でもそうなのですから(前述のMさんもIさんも、同年代)シニアにとって「なんとなく」の納得がイマイチできない、だから「ずっと上級者になれない」と思ってしまうのだろう。
かくいう私も「初心者」から「中級者」に抜けるのにものすごく苦労した口です。昔の本を引っ張り出すと「インターネットの全て」などの実用書が見つかってちょっと笑えます。オタクな人たちに囲まれて、あまりにも会話が通じなかった頃からか・・。
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