「あたしね。ケータイ電話の待ちうけに孫の写真載せるなんて最低だと思ってた」
おばあちゃん、という言葉からは到底想像もつかないようなT姉さまが言う。
「生まれたのよー♪うちも。それがさ、すっごいかわいいのよ」
彼女はどう見ても50代前半。
恋に、遊びに、ゴルフに、趣味に、とにかく忙しい人だ。
そして、携帯電話の待ち受け画面?
当然孫だ。
「T姉さまも、まさか孫が生まれるなんてー。おばあちゃんという言葉から想像もつかないですよねー」というと
「そうなのよ、そう思うでしょ。でも、おばあちゃんなのよね、信じられない!」
「何て呼ばせるんですか?」
「周りがおばあちゃんって呼んでくるから・・・マミコさんところは?」
「うちは、ねーね(ハハ)とみーみ(私)ですよ」
「あら、それいいわね。私もそうしようかしら」
「でも、かわいいですよねー。」
「そう、すっごいかわいいの」
「可愛いのは責任がないから?」
「そうよー、だって、泣いてたら押し付けちゃえばいいんだし。かわいいわよー」
周りがぞくぞくと「おばあちゃん」になって(母じゃないんかい!)「おばあちゃん」という言葉と、目の前にいるお祖母ちゃんのギャップに時折戸惑います。
「ヤンママ」ならぬ「ヤンババ」の時代が来たようです。
そういえば、ミキハウスのバーゲンはすごいそうだが・・・。
アクティブシニア、と呼ばれる人は「孫より自分投資」と言ってはいるものの、生まれた瞬間に、遊ぶエネルギーの半分を孫に費やすんだろうなぁ。だって、新しい「おもちゃ」だもの。
子どもの6つのポケットという表現がありますが(私もそのうち1ポケット)
ジジババポケットを、従来と同じに考えていたら間違えますね。
これからのシニアがすきなものを、孫に与える事を。
それが孫向け市場のキーワード。
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