なんでだろう~。と歌いながら
なんで、シニアシルバー層はパスワードと聞くと、他人事のようにうけるんだろう?
今もそうだ。パスワードをなくしてしまった。パスワードを思い出すにも、誰の誕生日を入れてしまったか忘れてしまった。
そんなことは日常茶飯事だ。
「だって、もりさんが控えておけって言ってくれないから」
正直、普段はめったに動揺しない私も、ほんの少し動揺した。
「そ、そんなこといわれてもー」
「だって、誰の誕生日入れたかもわからない」
すでにパニックになっている。
「パスワードって、暗証番号みたいなものですから、覚えておくか控えておくかしないと」
「どうして覚えておいてって書いてないの?」
「忘れないように、ってかいてありますが・・・」
「何桁だか覚えてる?」
「暗証番号なんだから、他人に知られちゃまずいじゃないですかぁ」
こんな攻防が繰り広げられること15分。
そのパスワードを使わない方向でどうにかできないか試行錯誤を始めた私。
その瞬間に「もしかしたら、あの誕生日かも・・・」
ビンゴ!!!
画面に小さく表示されるパスワード。
「あ、パスワード出てきた!●×▲#★!!!」
「お、大きな声で言わないで下さい~」
「そうだ、このパスワード、そういえばメモがあったけど、何のことだかわかんなくて捨てちゃったんだ」
はー。今日一日の生気を吸い取られた気が・・・。そんなこともあるんですよ。
たかが「パソコン教室」といわれることもありますが、たかが、されど。
特にシニア向けでやろうというなら、かなりの根性を要求されます。
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