コメント第2弾。4トラと聞くたびに、子猫物語の「チャトラ」を思い出す。
団塊の世代のなかに、健康的で様々な活動に積極的な「アクティブシニア」と呼ばれる人々は確かに存在しよう。アクティブシニアという捉え方自体は数年前から存在するが、「時間・経済的ゆとりがある」タイプが多いとされるこの層が、各企業にとって中期的な消費市場を俯瞰する中で、重要なターゲットとなる可能性は高い。
数千人のシニア層を見ていた実感値として。
団塊世代は、団体消費が多い。
一くくりに団塊世代、というのはちょっと実感的に違っていて
男性と女性、定年に対する意識によっても消費行動は大きく変わる。
例えば男性の場合
会社人間っぽい人ほど、定年に対して目を瞑るふしがある。そして、焦っているように見える。
どちらかというと、周りと同調しながら?順次出世してきた人ほど、団体行動が多い。
例えば女性の場合。
団塊の世代は、団体消費だ。
あの人が持っていて、いい!!と思ったから買う。
確かに、アクティブシニアというくくりはあり、本当に消費額が大きいのだが、いつもいっているとおり、「ただの額の大きな団体」と思ってしまうと、絶対に痛い目を見る。
何に使うべきか、何をほしいのか。何を持っていれば、なんていわれるか、どう思われるか。
他人という鏡を通して、自分を作り出し、その為の消費をしている。
彼らの根底にあるのは「恐怖」という感情だ。
自分たちの手本になる「シルバー」がいない。
以前は60歳といえばちゃんちゃんこをきて、皆でぱちぱち、だったのが、現在のシニア層に60歳になったらちゃんちゃんこで・・・・なんて話をしたら「そんな古い事」といわれてしまいかねない。特に、アクティブであればあるほど。
大好きなTさん(女性)は定年を待ち構えて、羽が生えたように遊んでいる。
ありえない遊び方をしている。(私たちも驚いている)
「いやよねー、なんか、還暦とかっておばちゃんみたいじゃない!」
「おじいちゃん」「おばあちゃん」という固定概念を「前時代のもの」と捉え、自分たちなりの「シニア」の姿を模索している。歴史的に見ても、彼らは模索世代なのだ。
その中で、他の人に、こんなものを買ったらおばちゃんといわれるのかしら、という恐怖有。
だから、若い人たちに囲まれるのが好き、囲まれている間は自分も若いからといえる。
しかし、同じくらいの歳の人たちと飲めば、それはそれで安心感を持つのだ。
「若い子といるとおもしろいけど、たまには同世代とね」
そういう、バランスをとりながら、社会との距離を測る。
それが、アクティブシニア層を掴むための、アクティブシニア層に市場の牽引をさせるためのキーワードとなる。
#最近、BGMを美空ひばりにした。いいなぁ。演歌は。
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