仕事柄、シニア・シルバー層に興味がある人にお会いするのですが、
お会いする相手が50代だと、「シニア・シルバー」は70歳以降になる。
もしくは65歳以降。
1秒たりとも、自分がシニア層の中にいるとは考えてもいない。
もちろん、こちらも、相手がシニア層であることはおくびにも出さず、しゃべる。
シニアといえばおばーちゃん、おじーちゃん。ゲートボールが大好きで。という話になる。
ものすごく、違和感を感じる。
女子高生=茶髪、ミニスカ(という表現はイマドキか?)、「えー、うっそー、やっだー」「ちょーむかつく」という、イメージが定着しているような感じ。
イマドキ、そんな女子高生だけじゃなくて、そういうOLさんが多いというご時世で、
何年前の女子高生像に捉えられているんだろう、と思う。
ものすごく、違和感だ。
ちなみに、ゲートボールは若者がやってもおもしろいらしい。そういう、漫画を読んだことがある。
相手が30代だと、シニアは50歳からはじまる。
50歳が、すでに余暇を堪能しているような話に、これまた違和感を感じる。
データの中のシニア・シルバーは、たんす預金が多くて、貯蓄を切り崩しながら生きているけど優雅な生活・・・と、思い込んでいる。
まさか、電車の中でいすを争うおばちゃんが、「アクティブシニア」であるという結びつきはできていない。
ボックス席に乗った瞬間に(それが普通の人にとって通勤電車であろうとも)サントリーの白角とするめいかをとりだすおじちゃんと、アクティブシニアは一致しない。
(しかし、現場に出ている人はよく解る筈。)
きれいな格好をして、きちんと格好つけているお兄様、お姉さまは格好いい。
でも、それがすべてではない。
そこを見えてないから、シニア・シルバー市場をゲット!といっても、なかなか捉えられない。
もちろん、すべてを知る必要はない。
例えば、展示会のコンパニオン待機室に入らねばならぬ仕事が昔あった(私がコンパニオンではないです。誰も思わないと思いますが、念のため。)のですが、その姿なんて、お見せできません。それはふつーの展示会に来ている人には絶対に見せてはならぬ姿なのです。(私もはじめてみたときは半泣きで逃げ出しそうになりました。純情な女子大生だったし。)
でも、そこには確実にビジネスチャンスがある。
そこをわかってこそ、ビジネスの発展になる。
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