60代は、ある種思春期である。
「もう」と「まだ」の間に揺れる。14歳の時に「まだ子供」か「もう大人」で悩んだように、60歳、定年直前直後は、(女性は他の基準がありますが)「もう60歳」と考えるべきか、「まだ60歳」と考えるべきかでかなり揺れるようだ。
「まだ」というセリフの裏返しには、既にある種「もう」が見えている。
もう、とまだ、の使い方で、ライフスタイルが分かれる。
まだ、の人は、頑張って若いことをしようとするし(若い気持ちでいられる一方で、時折自分の歳を感じてしまう。)
もう、の人は、遊びに走る。
どちらがいいとか、悪いとか、私はいえないし、多分、私が65歳になったら「まだ40歳♪」ってやっていると思う。
でも、30歳代の若いマーケッターたちが、この「まだ」と「もう」に振り回されている気がする。
現在、「もう」と「まだ」、研究中。
どういう揺れがあるのかと言うよりも、「もう」と「まだ」が消費行動に及ぼす影響について。
70歳になって、80歳になって「まだ若いのよ」というのとは、ちょっと違う。
知り合いに、70過ぎて会長職をしてらっしゃる方がいるが、近々退く事になった。
「まだ現役だけどね」
現役から離れる恐れ。
女性の「もう」と「まだ」は?
「まだ」としている人の方が恐れをいつも抱いているように見える。
「もう」とした人は意外と老け込むのが早い。
「まだ」としている人は、若々しいし、若いことをしようとしている。(例えそれが無理に見えても、努力している)
「もう」としている人は、肩の力が抜けた様にも思える。「これからは趣味に生きるぞ」みたいな。
思春期ですから、ズバリわかるとは思えませんが、「汽水世代」の研究を進めていこうと思う次第です。
では。
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