最近、とにかく周りでネットショッピングを始めるシニア層が増えてきた。
ご多分に漏れず、殆どが手伝いながら購入なのですが、それでも大分買えるようになってきたように思える。
Eコマース 途中放棄された買い物カゴが課題(By Cnet)
リピート顧客の割合は全ユーザーのうちのわずか1%だが、このセグメントがサイト訪問者の滞在総時間数や売上のほとんどを占める。彼らが1セッションあたりに費やす時間は平均7.69分、金額は約180ドルだったと同社はいう。商品を購入しないユーザーは全訪問者数の95%で、途中放棄された買い物カゴの78%がこのセグメントによるものだったという。
始めてショッピングをする人が多い、ということは、会員登録をする人が多い、となるわけだが。この会員登録が曲者だ。
多分に、途中放棄された買い物カゴは殆どが会員登録をできずにあきらめたモノではないかと思う。
難しい会員登録をクリアーするには、かなりの根性と気合が必要だからだ。
まるで、注文の多い料理店の如く、「半角カタカナはだめだ」とか、「全角はだめだ」とか、「半角はダメだ」とか、購入するという行為をげんなりさせると言うか、もー、「うるさいっっっっっ!」と思わず言ってしまいたくなる。
買い物手続きの面倒くささに、あたかも星飛馬の父のように、買い物カゴをひっくり返すわけだ
「てええええい、うるせぃうるせぃ、そんなんだったら買わんわい!」
私がamazonを利用するときは、何点か貯めてから購入をする。
しかし、大方のシニアに「買い物カゴにためる」「買い物カゴに溜まる」という概念はない。
あー、また商品を選んで、(選ぶだけでも意外と一苦労だったのに)
あー、また、なんかよく解らない会員登録をして(悲惨なのは、メールアドレスを入れただけで仮登録になってしまい、2度目のアクセスで「登録されています」と出てくるところ。超・超・超混乱を引き起こす。)
あー。そんなんだったら、
そこまでして、買う必要はあるんだろうか?
買いたいのに、買えないウェブサイトが多いってことは、昔から口をまるで梅干を食べたようにすっぱくしてすっぱくしてずーっと言っている。本当に、買いたいのに、買えない。
某姉さまから「ようやくネットバンキングのやり方を覚えました。以前から使うと便利だと聞いていたので、今はものすごく重宝しています。難しかったけど、色々聞いてできるようになりました」というメール。
覚えなくちゃ、使えないのか?聞かないと、できないのか?
教えてもらわなくちゃ、使えないショップなんてあり?
そりゃぁ、カゴも放棄したくなりますわ。
そんなもの、小難しい理論とか、必要ない。
買えるように導線を作ってあげればいいだけ。
買い物カゴの、システム作成者メインの作りになっているのを
ユーザのことを考えて、ユーザが使いやすい作りにすればいいだけ。
もしかしたら、それを提案した事によってシステム作成者が反乱を起こすかもしれないけど、ユーザーが反乱も起こさずにすたこらさっさと逃げていくよりよっぽど良い事だと思うのです。
買いたいときに、買えない、というよりも「できない」は、本当にストレスの溜まる事。
是非、買えるサイトにしていただきたい。と、お友達のお姉さま、お兄様を代表してお願いします。
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