シニア・シルバーの意見を見ていると、意見から「そういう、小難しい事、余り考えたくないのよ」というオーラが浮かび上がる。
余程の熱情がないと考えたくない。
例えば、デジタルカメラ一つとってもそう。
ある程度の基準があって、それ以降の難しい事、画素数だったり自分の通常知らない言葉に出会うと考えることを放棄する。(もちろん、そう言うのが大好きな人もいて、私より全然詳しい人がいて、そう言う人はマスメディアにクローズアップされるのだけど。一般的には違うな。)
教えていていつも思うのだが、考える事は訓練。
考える癖がついていないと、考える事が出来ない。
購買状況を見ていると本当に思う。
途中で、考えることを放棄してしまうのだ。
解り易い、値段、デザイン、大きさは選べる。画素数も高いほうがいい。
でも、「全部一緒やん」となってしまうと、その瞬間考えるのを放棄してしまう。
「難しい事は良いから、私に出来るの、頂戴。」
インターネットもそうだ。
難しく考えなくちゃいけないもの、
例えば、そのボタンが何処にあるのか、どこにショッピングカートのボタンがあるのか
何処をクリックすれば、自分の欲しい情報が得られるのか。
そういうことを途中で考えるのを放棄してしまう。
今、周りの60代がゾクゾクインターネット・ショッピングに参加しつつある。
考えることを途中で放棄させてしまうようなウェブサイトではダメ。
ユーザビリティ、ってカタカナにかくと凄く凄く難しく感じるし、さらに「実感」というので成り立ってしまうので、定義として測るのはとても大変ですが(若い子が感じる使い安さとシニア・シルバーが感じる物は全く違う)基本的なコト・ものを忘れちゃいけない。
で、モノサシだけに頼ってもいけない。
ルールはあれど、感じるのは人です。
ユーザビリティの中心、購買行動の中心は人ですから。
セクハラの定義みたいな物で、○○さんに「今日はミニスカートだね」といわれると嬉しいのに、××さんにいわれると鳥肌が立つ。
一応定義はあれど、やっぱり感じるのは人。ってことで。
ユーザビリティは誰かを縛る物ではないし。
あれ?話がずれた。まぁいいや、とにかく、売上を伸ばすためには、肝心の所で悩ませない事。
洋服を悩むのは好きでも、パソコンの操作に悩むのはいや。
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