日経パソコン(調査;日経BPコンサルティング)発表企業サイトユーザビリティランキング
日経パソコンは、2004年6月に発効する予定のJIS(日本工業規格)の基準を踏まえて、主要企業のWebサイトのユーザビリティ(使いやすさ)を比較する「企業サイト ユーザビリティランキング」をまとめた。その結果、高齢者や障害者による利用に配慮していないなど、「情報やサービスのバリアフリー化」が十分でないWebサイトが多いという実態が明らかになった。
視点が、ユーザビリティというよりはアクセシビリティがメインの為、サイトを見る目的が考慮されていないのが残念だが、高齢者、という視点を取っている私たちにとっても、上位の会社は納得できるものだ。
特に、日立さんはわかりやすい。
富士通さんは、ぱっとみは解り易いが、高齢者が「パソコンの情報が見たいな」とか、「わからなくなったらどうしよう」(こう言う時はfmworldを使うのだが・・・と言うときに、富士通の企業サイトは使いづらい。
ユーザビリティ調査に関しては、ユーザーが近くに居ないと出来ないでしょ。
ユーザーと触れ合わないと、なんの為に使いたいと思うときに使えるようじゃないといけないのか、解らない。
調査部の皆さんは、パソコンバリバリ使えるから、どうしてもJISにしかよりどころを求められないですよね?
でも、実際のユーザーはどう思っている?特に、シニア層は?
これはユーザビリティというよりは、アクセシビリティ調査だ。間違いない。(ナガイヒデカズ調に)
使いやすいというのは、文字が大きくなる事でもない。どこに何があるか、解り易いか、というのはあるけど、「目的のことをしようと思ったときに、ストレスなく使える」ことが、使いやすさなんだ。
調査対象は、国内の主要企業のWebサイト114カ所。「サイトの基本構造」(25点)、「基本的な操作性」(25点)、「画像・動画・音声などの扱い」(15点)、「文字の表現やデザイン」(20点)、「トップページの使いやすさ」(15点)の5分野、57項目について、100点満点で評価した。
使いやすい、でも、それは、相手が使えなければ意味がない。
目的の事が、達せられるのならば多少使いづらくてもいい。
使いやすいというのは、「ストレスなく使えれば」使いやすいというのだ。
使ってみたい、ストレスが有ってもこのサイトを使いたい(紅光とか、おいしそうだもの)、その辺の線引きをきちんとメーカーやウェブサイト提供者は見分けるべきだ。
例えば、Googleには検索をしにいく。だから、それ以外の機能がないから使いやすい。
それと初心者向けのパソコンも扱っている富士通と一緒に並べてよいのかな?
ちなみに、高齢者はGoogleを(使うけど)余り好きじゃない。
そっけないから、だそうだ。
やりたいことをするなら、Google最高。でも、それを「使いやすい」という定規の上にのっけていいのか?
昨日遊びすぎて、適当な例文が見つかりません。ごめんなさい。
適当な例が見つかったら、コメントにアップします。
あ、でも、さすが日経BPコンサルティングです。
これからも、楽しみにしているです。(実は学生時代のバイト先だったりする。)
英検1級のクセに、英語が全く喋れない人。
目的(英語で会話する)ために英語を勉強するのではなく、だれかに評価される為にサイトが存在しちゃいかんですわ。
品評会で評価される為の大吟醸とか、
そんな感じでした。
Posted by: モリマミコ | April 04, 2004 at 03:33 PM
モリさま、こんにちは
ユーザビリティって、いつも考えさせられます
今あるものは、どちらかというと企業側の押し付けのところがあり、「これができなきゃ使わなくて良し!」みたいなところってありますよね?
HPを作る上でもユーザビリティを考えますが、人によって”行動”や”思考”が違うので、これと言ったものもなく、ズルズルと更新しています(ただ今、ココログに全面移行中)。
そんなユーザビリティを考える上で下記のwebを時々参考にしています。ご存知かと思いますが、参照して見てください。
http://www.usability.gr.jp/index.html
Posted by: be happy | April 05, 2004 at 12:43 PM
モリマミコさま
この記事にトラックバックさせていただいた者です。
すみません、うっかり二重送信してしまいました・・・(^ ^;)
片方、もしご迷惑であれば削除してしまってください。
お手数おかけします・・・。
それはともかく、示唆に富んだ記事で大変興味深く読ませていただきました。
今後も楽しみにしています(^ ^)
Posted by: なおき | May 29, 2004 at 09:08 AM
なおきさま、トラックバックありがとうございます。
確かに人によって、苦手なポイントは違いますが、高齢者特有のポイントは存在します。
「これは絶対的に苦手!」というものが。
↓こんなんもあります、お暇な時にご覧くださいませ。
http://www.usability4s.info/column/b/0307.htm
Posted by: モリマミコ | May 29, 2004 at 11:16 AM