調査をやっていたときに「こうだったらいいのに」という意見は参考程度までにしか聞いちゃいけないということを実感。希望と機能はトレードオフだったりするから。
希望→デジカメのモニターが大きければいい、パソコンの操作が簡単であれば言い
事実→デジカメのサイズが大きいのはいや、機能は簡単だけど、たくさんあるほうがいい。
だいたい、機能が少ないやつを買いたいなら、やっすいので充分。
なのに、なぜ、高いものを買う?
#日本は未だ高いもの=いいもの信仰がある。これは事実。
どちらかというと不満点を生かすのが良い。
不満は常にビジネスになると、4年前から言っている。
全ての不満はビジネスに続く
不満を上手に聞けた人だけ、それを分析したデータを持つ人だけが
その改善点を知っていると言っても過言ではないだろう。
大体人ってのは聞きたくないことは聞かないのだ。それは仕方がない。
で、「こうしたらいいよ」ばかりあつめ、最終的に消費者に裏切られる。
「あったらいいな」と思っただけだもん。
うちの教室でもよくありますよ。
「あれやりたい、これやりたい」とテキストを開発したら全く売れない。
それよりも、「私はコレをやって楽しかったぞ。この楽しさをみんなに伝えたいぞ」と、作った商品で、相手のことを考えながら、楽しませたほうが当たる。
コレはホント。
アクティブシニア・シルバーの購買行動は一筋縄じゃいかないくせに、意外と温かい。義理人情があったり、人の温かみがあったり。
「何かがほしい」という声は半分くらいで聞きましょう。(あ、でもたまに鋭い突込みがあったりしてよいこともある)
なんていうのかな、
その「ほしい」と言われた機能が
・必要なのか
・あればいいのか
・言ってみただけ
なのか、きちんと認識する必要があるってことだ。
シニアのグループインタビューをするときは、シニアの扱いに慣れている人意外使っちゃダメ。
相手を喜ばせようと言う発言を見抜かなくちゃダメです。
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