弊社では異世代交流会というものをしている。
そのときにはすごく気を使うのだ。
誰を誰の隣に座らせるか。この人はこういう話し方だから、この人の横にしよう。
食べ物の好き嫌いがあるといっていたあの人は、何でも食べてくれるあの人の横にしよう
この人は人見知りだから、この人と出会わせてみよう。
実は、以前、これを配慮せずに大失敗してしまったのだ。
「大丈夫、ナカヨシさん同士でコミュニティが発生するよ」とタカを括っていたら大失敗。
それ以来、組み合わせ、話の内容、全てに気を使う。それって、当然のこと。
(実は、私にとって、それは思い出したくもないことなのです。うちの会を催すときには、必ずその失敗話が出る。あんなに酷評を浴びた(裏で言っているのを聞いてしまった)会合もなかった。すぐに挽回しましたが、痛かったです。なので、暗くなるのでこの話については突っつかないで下さい。ただ、失敗もしている、という事実。)
とある生徒さんが若者との会合に、うちの異世代交流会に参加する気持ちで参加したという。
しかし、誰とも話が合わなかった。「気を使われている、って解るのよ。それって、すごく居心地が悪い」
普段、その言葉、不満は表に出ない。
特に、シニア・シルバー層は、「口コミ」で不満が伝わりやすい。若者よりもドッグイヤーな感じで。
シニアを呼べばコミュニティになるってものではない。
人が集まっただけで「コミュニティ」とは言わない。
そこに、何らかの共通項を、そこに集まる以外の理由で作り出してあげて、エスコートしてあげないとシニアのコミュニティは難しい。
「お忙しい中お越しいただきまして」の裏に
「70年生きている中の1日だよ」と思うか、「残り数年の寿命の中の1日だよ」と思えるか。
それは、コーディネーター、主催者の考え一つだ。
モリさま
コミュニティって、参加者同士が趣味などの共通の話題を通じて自発的に交流を深めていける格好の場ってイメージがあるけど、おっしゃるとおり、結局はその裏のコーディネーターの腕ひとつで明暗が分かれるんでしょうね。
数年前に、「友達つくろうよ」系のコミュニティサイトが流行った時期があったけど(大○巨泉がCMしてたものもありましたよね)、あれ系のコミュニティって結構失敗しているものが多そうですよね。それは、共通項=趣味という短絡的な結び付け方でサイト企画・設計しているからかもしれませんね。だから、最初はもの珍しくてよく見てたけど、飽きちゃって参加者が激減したり、荒らし屋の巣窟になっちゃったりする。
共通項というものを表面的な要素でしかとらえていない。本当はもっと根深い要素がたっくさんあるのに。
なんだかまとまりのないコメントになってしまいました。すみません。。
Posted by: いなほ | September 15, 2004 at 01:50 PM
いなほさま
コメント有難うございます☆
コミュニティーって難しいですよね。
かくいう私も巨人ファンコミュニティに存在していた時期がありましたが、「あの選手があそこで打てなくて!!!」という意見が出たかと思うと、その選手のファンが真っ向から対立する(笑)
で、コミュニティが、ドンドンあらされる・・・(これはちょっと極端な例ですが。)
好き=同じ考え、というのはおかしくて、共通な事があるコミュニティだからこそ、お互いが違うという意識を持つ事が大切なんでしょうかね。ネットだとそれはどうなるんだろう?
色々考えなくちゃいけない事が有ります。ではまた☆
Posted by: モリマミコ | September 18, 2004 at 12:42 PM