私は、経営学科の出身である。理系ではない。
なので、実は用語が全くわからない。
先日、私の過去を知っている人が沢山居る場所に行った。
「あの頃は本当にひどかったね。というか、面白かったよね」ものすごく面白い想い出がフラッシュバック。
以前某システムの営業をしていたのですが、本当に、本当に用語がわからなくて苦労した。
丁稚肩書きで見当違いのことを言う事も多々、相手の質問の意味がわからないこともあり。
相手が話しているのが「システム語」なのか「オトナ語」なのか「日本語」なのかもわからない。
折りしも時はネットバブル。アメリカ語バンザイ!の風潮で、メールは英語、
かっこいいカタカナを使っている人を「かっこいい」と思い、憧れる。
会社の机に電子辞書(やっぱりSEIKO♪なんせ、広告がいい!←知る人ぞ知る内輪ネタ)
他の会社の人からのメールに、一生懸命訳したりするわけですよ。
「デーモン」ってなんだ、悪魔か、とか、そういうコミカルな日常を繰り広げていくわけです。
ASPと言われて、アクティブサーバページなのか、アプリケーションサービスプロバイダなのか、瞬時に判断しなくちゃいけない(今なら、判断しなくちゃ、というより話の流れで当然のようにわかるのですが・・・あの当時は。3文字用語の本を愛読してました。)
それは、今、「はい、クリックして下さい☆」と言った時に「1回ですか、2回ですか」「右ですか、左ですか」と聞くシニアのかたがたの気持ちに通じるものがあるのでしょう。
相手は、わかると思っている。(営業ですから、当然です。これが営業に来た人が私の知らない言葉を当たり前のようにいったらその場でグーでパンチ。もしくは無視)
で、わからない言葉をしゃべられる相手というのは、喋る人よりも相当なプレッシャーを感じているのです。
「わからないといえない」「でも、何を言っているかわからない」
昔、英語を主言語とする日本人と仲良かったのですが、私には彼の言っている日本語が解らない。まぁ、そんな事もあった。
相手が解る言葉で話すのは、相手に対する礼儀だと思います。
そして、それは「よく解っている人」の役目。
喋る時に相手の目線に合わせる。それはウェブも一緒。
「そんな事くらい知ってろ-!」と、私もたまに思う事がある。
でも、最初は誰でも真っ白から始めるんだからと、自分に言い聞かせる。
ウェブサイトの言葉が、思っている以上に人にプレッシャーを与えている事を、たまに思い出して欲しい。
#ちなみに、今はほぼ全く英語を話せないので、異国語を喋る人とは意地でも無理やり日本語で話す。思いやりの無い私。
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