職業柄、シニア・シルバー層について聞かれることが多いのですが
・既に、シニア・シルバーマーケットを研究している人は、シニアは50代の団塊世代を指している。
・シニア層を感覚的に捉えているまたは、その層を避けて通れないので相談に来る人にとってシニア層という言葉は65歳前後を表している。
はじめてお会いする方とか、今まで相談を受けたことのない方に対しては
「シニア層とはどうお考えですか?」と必ず聞くようにしている。
でないと、話があわないのだ。
そういえば、私も半年くらい前まで、50代を「シニア」というのはものすごく抵抗があった。
現実を知っているからこそ、50代を「シニア」なんて呼ぼうものなら、馬にけられて、火星の彼方まで飛んでいかなくてはいけなく成りそうな勢いだから。
それこそ、豆腐の角に頭をぶつけろだの、言われてしまいそうな勢いで。
でも、シニア系の仕事を淡々とこなすようになって、
自分がシニアといわれて55歳くらいからの定義ができているのに、驚く。
55歳の人がシニアって呼ばれてるって解ったら、多分、口利いてくれない。
でも、そうでないと、仕事にならない。
もしかして、シニア対象ビジネスをやろうとしている方が、シニアの捉え方を頭で理解して、感覚で一番理解していないんじゃないかと、思うわけです。
技術系用語が一般的でないように、
Blogという言葉も、ものすごく一般的であるとは言えないように、
「シニア」という言葉を考えるときに、データだけでなく、体温を感じてほしい。
と、思う今日この頃。
>>もしかして、シニア対象ビジネスをやろうとしている方が、シニアの捉え方を頭で理解して、感覚で一番理解していないんじゃないかと、思うわけです。>>
おっしゃる通り、「シニア対象ビジネスを考えろ!」という人達が50歳代です。当然、自分達が対象だとは思っていません。本当はもっと現場を歩いて見なければいけないのでしょう。
「シニアビジネス」関連本は団塊の世代がターゲットだと書かれています。しかし、我々に指示した団塊は仕事に追われていて弱み(ヒント)を見せてくれません。
ど~うしたらいいんだろう。。。
どこにシニアビジネス対象者がいるんだろう。。。
すみません。いつも愚痴ってしまって。
Posted by: kony | August 20, 2004 at 06:40 PM
「自分の顔は鏡でしか見れない」という法則があります。
つまり、自分の顔の真実は、自分では絶対に見えないのです。
同じ悩みを抱えていらっしゃる方は多く
空想のシニア層を皆様おっかけていらっしゃるように見受けられます。
弱みを見せないのもヒントであり、全ての側面は真実につながり、そこをいかに傾向としてみていくかが鍵となると考えています。
よく、駅で鏡を見ながらうっとりしているオジサマ、オバサマ、お兄ちゃん,お姉ちゃんいるかと思いますが、自分自身は鏡でしか確かめられないし、しかし、その鏡が真実を移しているかどうかと言うのはまた別になります。(鏡は自分フィルターが掛かっているので、得てして本当の顔では有りません。でなければ、あんなに鏡に向ってウットリしている人が多いのは理解できません)
鏡に映っている顔と、鏡を見ている顔、どちらも一編にみようとせず、ドチラモみるのが正しいかと思います。
ちなみに、鏡に映っている顔がデータだったりするわけです。口で説明すると楽なんですけどね。
シニア層の接客の際には自分が鏡になることもありますし、分析している時は鏡を見ている人をみている人になる。
全てが市場ですからね。そう言う意味では。
今度呑みに良く機会がありましたら、鏡をしている所をお見せしますね。よく「やっぱり接客業の人は違うな」といわれていますが(笑)
Posted by: モリマミコ | August 21, 2004 at 03:29 PM
素人ながらに思いましたこと。
シルバー :ゲートボールをする人
新シルバー:ゲートボールをしない人
プロジェクトX展にいきました。
年代問わず、人気でした。
伊能忠敬展にいきました。
どっちかといえば若い人が多かった。
イメージと客層が通じない中でゲートボールは1つの指標かと。
Posted by: 関西来手要 | August 24, 2004 at 01:52 PM
ゲートボールは、シニア・シルバービジネスをしていない人の指標としてありだと思います。
「これはシニア受けするだろうな」と思っていると思う(すごい回りくどいの!)展示会に呼ばれると、実は、若い子もシニアもいなくて「大失敗」というのもありますしね。
中高年向け講習会とか、たまにつれてかれると、半分寝てるし。(若者にとってもつまらないものは、シニアにとってもつまらない。ってことだ)
シニア、シルバーと大上段に構えると失敗しますねぇ。
でも、ゲートボールって楽しいらしいですよ。さりげなく川原泉のゲートボール殺人事件が好きだったりします。(まんがです)
Posted by: モリマミコ | August 24, 2004 at 06:07 PM
シニア向けに建てられた指宿の巨大建造物の裏手は
ゲートボールをする方々でいっぱいですが、
数年後は干乾びてしまうのでしょうかねぇ・・・。
同世代の子達もゲートボールをしているのが気になりましたが・・・。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/travel/green/etc/taiken/2004-3.html
こういうのに憧れてしまう20代って「若者なのにっ」て
言われてしまうのでしょうか!?
なんだか年代よりもスタイルって感じがしますね。
目的だけでは見極めるのが難しいってことかなぁ。
走り屋=オジサン、定年より前の人ら
遠足=今引退した世代より上
ほーむぺーじ=???
私のような素人には身近な体験でしかわかりませぬよ。
それが大きな流れかどうかはわかりませぬし、大きな流れが
存在しているかもわかりませぬからねぇ・・・。
Posted by: 関西来手要 | August 24, 2004 at 10:05 PM
田舎にあこがれるのは都会っ子だと思うのですが。
スタイルもそうだけど、「世代っぽい」って、だれかの思惑だったりするんですよね。
でも、絶対に共通項はある。同じ歴史が長ければ長いほど「世代」は存在する。
でも、データよりも身近な体験の積み重ねの方がデータになるんだよね。
友達と話していて、シニアの特徴を言うと8割がたの友人が「うちのハハもだ!」って言うもの。
早く東京に遊びにいらっしゃい、色々話したいですな。
Posted by: モリマミコ | August 24, 2004 at 11:33 PM
9月中に行く手はずをしますね!
何かおもしろいセミナーとかあれば平日でも休みとって行くのですが。モリ殿の会社を訪問とか(笑)
Posted by: 関西来手要 | August 25, 2004 at 10:59 AM