「貴方は私のことなんて解ってないっ!」
こんなせりふを一度は言った事がないでしょうか。もしくは、言われた事は?
まぁ、所謂色恋沙汰の別れ際の文句だったりします。(え?経験不足の妄想?)
ちなみに、私は、「僕は君を理解できない」なら何度もいわれたことがありますが。
理解されるほど単純じゃなくてよ。
人間なら誰しも「自分を解ってほしい」という淡い妄想があって
それでも「あなたは私をわかってくれない」という凹みがある。
もしくは「私は貴方がわからない」云々。
なぜ解ろうとするんだ?
解らなくて当然です。
だって、その為に違う人なんでしょ?
と言う事を、マーケッターは、忘れちゃった気がする。
違うからこそ、相手を喜ばせたい。
相手をダイスキだからこそ、笑顔が見たい。
マーケティングのソモソモって、そういうことだと思う。
特に、シニア層は子供と違う。
「解ってほしい」と思いながら「全てをわかるわけはない」と思っている中で
「私は貴方を全て知ってます!」と言われてしまうと
不信感ありあり。
彼らには知識がある。
「騙されたくない」という防御壁がある。
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これは大半がベータとVHSによるものだと思う。あれは日本の消費市場を変えた。
「シニアはシニアと呼ばれるのが嫌い」
しかし、実際自分では「中高年」「おじさん」「おばさん」という。
認識もしている。でも、人に言われるのが嫌だ。
例えば、「わたしもてないし」と思っていても
「あんたもてないよね」と言われたら誰でも憤慨するだろう。
解っていて、それをさりげなくフォローするのが、シニア市場獲得の第1手なのだ。
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